お盆
我が家には、それはそれは大層立派な仏壇が、和室の床の間中央に鎮座しております。
私と魔ダムはたまたま同じ宗派で、彼女の実家に代々受け継がれていた、明治時代からの仏壇を、大手仏具会社に頼んで完全修復したものが、現在のわが家にあるのです。
先日、次男家族が我が家に来ました。
6人で仏壇の前に座り、「お盆」のお参りをしました。
今年4歳と2歳になる孫たちの可愛らしさの中にも、真剣な態度がとても印象的でした。
昨日、魔ダムの実家の菩提寺にある納骨堂に夫婦でお参りに行きました。
義父が亡くなってから、早いもので10年も経ちます。
僧侶が最後の挨拶で「盂蘭盆会」という言葉を再三使用しました。
直ぐに調べるとこれは、「お盆」は「盂蘭盆会」を略したもの。
お釈迦様の弟子である目蓮尊者が、安居(あんご)の最終日に食べ物をお供えする事によって、餓鬼道に堕ちた母を救ったという故事からきているとのこと。
母が救われたことを躍り上がって喜んだことから『歓喜会』とも言われる。
御先祖様を追憶するとともに、無常の理を感じて阿弥陀様の恩徳を感謝させて頂く仏事なのです。