育ちの良さ
孫たちが来たら、全員私が風呂に入れます。
風呂から出る時に、魔ダムがバスタオルをもって待っていて、彼等を包み込みます
子育てをしなかったせめてもの罪滅ぼしなのです。
ある日、後数か月で4歳になる孫が、魔ダムに一言。
「なんか、タオルが違う。気持ち良くない、硬い」と。
恐らく自宅では、我が家のバスタオルよりも吸収性の良いものを使っているのか、乾燥機に入れて乾かしているかのどちらかなのでしょう。
言われて見れば我が家のバスタオルは「ごわごわ」感があります。
大体が貰いものを破れるまで何度も洗濯し、外で干しているからでしょう。
それにしても、小さな子供の敏感さに驚きました。
と同時に、子供可愛さに、余りに良い環境下で育てることが、将来に禍根を残さないかも心配になりました。
私は学生時代先輩の下宿よく寝泊まりしました。
シーツは数か月も洗わずに、白色が茶色に変色し、寝ていると周りで数匹のゴキブリが動き回っているのです。
東京での新婚時代もエアコンなどもありませんでした。
今と昔は違うと一笑に付されるかもしれませんが、余りの育ちの良さが返って、行動範囲を狭めることにならなければ良いのですが。