老後は二人で
魔ダムが、2社の決算修正が終わったと、ぐったりと寝そべっていました。
30分くらいはそのままにしていたのですが、体験上それ以上続くと返って疲労感が増すので、嫌がる彼女の手を引いて外へ。
自宅から20分ほど歩けばイオンへ行けます。
そこへ、私の下着のシャツを買いに行くことに。
2枚しかなくて、雨が降れば着れない状態だったからです。
私は、我が家と魔ダムの実家を整理売却した経験で、如何に断捨離が重要かを身に沁みてわかりました。
その為に最近はよほどのことが無い限り物を買いません。
洋服などは、少々首筋の所が破れていても、着ていました。
魔ダムにとってそれは耐えられないからと、下着を買うことに。
元株主だったこともあり、私はグンゼを買います。
何時もの2枚組1738円(税込み)のものを2セット買おうとしたら、「いつも安物ばっかり」と魔ダムが、別の陳列棚から1枚1045円(税込み)と1枚1430円(税込み)のものを持ってきました。
彼女が買ってくれるという事だったのですが、「財布忘れた」と私が支払い。
帰りに川沿いの「サイラー」というパン屋に行きたいと彼女。
そこで残り少なくなったパンを買い、普段通ったことの無い道を勘で帰宅する事に。
ゆっくりとたわいもない話をしながら、歩いていた途中、新築の家を見ていたらそこの奥様が我々に挨拶。
彼女はすぐさま会話を。
女性の社交性に改めて驚きました。
行きは20数分、帰りは40数分かかりましたが、余り疲れもなく心地よい気分となりました。
何気ない1時間超が、ささやかな幸福感をもたらした一日でした。