女の一言
現在、世界で最も影響力のある人物といえば
間違いなく「ジャネット・ルイス・イエレン」でしょう。
1961年生まれの バラク・フセイン・オバマ でもなければ
1952年生まれの ウラジーミル・ウラジーミロヴィッチ・プーチン でもなければ
1953年生まれの 習近平 でもなければ
1954年生まれの 安倍晋三 でもありません。
1946年ニューヨーク州ブルックリン生まれの、
WHOの規定では「高齢者」の彼女こそが
世界を動かしています。
彼女は、第15代連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board)議長です。
彼女の夫は2001年にノーベル経済学賞受賞した
ジョージ・アカロフ氏。
金利を安易に上げない「ハト派」とされています。
世界が注目する一大イベントがありました。
米国12月17日の連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)で
イエレン女史が発言しました。
一番注目されていたのは、金利がいつ頃引き上げられるのか。
前回の発表で「相当の期間」低金利を続ける旨の内容が
今回「相当の期間」が削除されるのではと
固唾を呑んでみていたわけです。
結果は、その語句は削除されたものの
「辛抱強く(be patient)」の語句に変わり、
前回のガイダンスと何等変わらないとの注釈つき。
この発表を受けて、二日間で世界の富が100兆円以上増えました。
日本経済の指標(東証1部時価総額)を見てみましょう。
12月17日(発表前日) →4.898.141億円
12月19日(発表二日後)→5.107.647億円
およそ、21兆円富が増えました。
凄すぎる女の一言です。