現場を知る
半沢直樹の第5話も家族3人で見ました。
今回は政府が相手です。
これ程の政治介入はとんでもないことですが、大袈裟なストーリーは、このドラマの真骨頂。
許されると思います。
この回で、半沢が部下に再建の可能性を聞きます。
すると彼は絶望的だと答えます。
ところが半沢は、再建できると言い切ります。
その理由が、各部署の人間がきちんと「挨拶」出来ている点を挙げるのです。
この原作者や、脚本家は『現場を知っている』と感じました。
私は常に、中小企業を黒字にするのは簡単だと強弁しています。
どの部署の人でも、初めて見た外部の人だったら誰にでも笑顔で大きな声で「挨拶する」。
これが出来ていたら、大体黒字になります。
その上に、お客様に向かって「小走り」まで全員出来れば、黒字の額は大きくなります。
ユニフォームが綺麗だけでなく、風体も清潔感があれば、更に黒字の額は大きくなります。
前日に匂いが出るようなものを食べずに、食後ごとに歯磨きを行い、口臭を気にすれば、またまた黒字は増えます。
電話に2回以内に全員が出る事を気に掛ければ、もっと黒字が増えます。
お客様のお見送りをきちんとできれば、雨の時に傘を持って迎えに行けばetc.
弊社のどの店も50点を超えていません。
それでも黒字になることが有るのです。
慣れとは怖いものです。
お客が来ても、自分の仕事を優先するようになるし、ルールも自分の都合で破り始めるのです。
私は他店を見る時には、先ず工場を見ます。
その時にスタッフがきちんと全員挨拶が出来、工場の6S(整理・整頓・清潔・清掃・躾・作法)までできている店舗は、確実に大きな利益を上げています。
弊社のグループに1店舗もないのが残念です。