小さなことを大事に
小さな嘘や小さなミスが大ごとになる話は再三してきました。
社内や対お客様においても所謂「ぽか」はかなりあります。
問題はそれが生じた時に、どのように対処すべきかなのです。
先ず誰もが思い浮かべるのが「WHO?」です。
それは当然なことなのですが、大抵はここで終わってしまうので、同じようなミスが繰り返されるのです。
社員全員が「WHY?」と思わねばなりません。
私は経営を離れたので、全ての店舗の情報を遮断したつもりでした。
すると、どう調べたのか、本部にお客様からクレームの電話が。
最近も大きなクレームに発展した同じ店舗です。
お客様の最後の一言は担当者を名指しで「二度とその店には行かない」というものでした。
内容は簡単なミスでした。
お金を掛けて店を綺麗にして、人の採用を増やし、さあこれからという時にこの状態です。
担当者の言い分も聞かないと、何処までこちらが悪いのかはわかりません。
しかし少なくともポカを犯したのはこちらなのです。
また一般的に当事者は自分を悪いようには言いません。
誰でもポカや失敗はあります。
他人事ではなく、いつ自分も犯すかわかりません。
その為にも「WHO?」ではなく「WHY?」を徹底的に調べて、同じミスを2度としないことです。
また御迷惑をおかけしたお客様には、どう思われようときちんと対面で詫びを入れることです。
私は店を回るときに大抵「暇そうだな」と言う事にしていました。
毎月の決算で車両売上高や工賃等を定点観測しているので、事前にレベルは分かっているのです。
そんな時にも「忙しい」と言う人がいます。
サラリーマンと自営を経験した私から言わせると、『忙しい=能力が無い』なのです。
上を目指そうとする人は、常にこのことを頭に入れることです。