いたもんだ
息子達に経営を譲ってから、店長から私の携帯に電話があることは殆ど無くなりました。
そういう中で、先日ある店長から電話が。
「今月は資金の目途が立ったので、お借りした一部を返金します。是非株式投資に回してください。」との内容。
驚きと共に、大変嬉しく思いました。
普通お金を各店舗に貸し付ける場合は、私の株式投資資金、私の預金、銀行借入等を一旦「本部」に入金しそれから資金不足のお店に配分する仕組みにしています。
その電話の店長の店は、前任店長時代に急速に業績が悪化し、本部からの配分だけでは足りなくなり、急遽私の定期預金まで取り崩して充当していたのです。
つまり他の店舗は『本部借入金』のところを、その店だけは『代表者借入金』になったままでした。
私が完全リタイアするまでのおよそ2年間で返済してくれればラッキーくらいの気持ちでした。
それが一部前倒しで返済してくれるというのですから、大したものです。
彼のこの感覚は、経営者感覚に非常に近いものがあります。
この様な店長がいれば、経営に未熟な子供達にも百人力の気がします。
普通の店長は、お金が足りなくなったら、本部に借りればよいと安易に考え、如何に売り上げや利益を伸ばし、返済するかなど考えもしません。
彼のような店長が、あと一人増えるだけで会社の業績は劇的に変わるのですが・・・
必死で返してくれたお金です。
そう簡単に株式を買い増すことは出来ません。
再来週まで様子を見て、行動に移したいと思っています。