悲観する勿れ
魔ダムの経理の為に各店舗を運転手として廻っています。
行く先々の店舗で業績を聞きますと、各店長異口同音に「あまり良くない」との返答。
何かを本気で変えようとの強い意志を感じられないのが残念です。
業界で初の週休二日の実施も、各店舗のHPを見ても、最初の画面にしっかりと表示されている店はありません。
スクロールして中頃のカレンダーに表示しているだけです。
私が店を運営するなら、このトップページをもっと斬新なものにします。
週休二日制だけでなく、店の資金で国家資格を取得させることとか、海外研修旅行があるとかetc.
それらのことを、つまり他店では真似できないことを、常時トップページに表示するように変更します。
更に、店舗には一人分がハガキ大サイズの用紙に、スタッフの写真を載せ、名前はもちろん、出身地、現在所有しているバイク、趣味等を記入したものをお店の目立つところに貼ります。
少し店舗を見るだけでも、誰も努力していないことが理解できます。
小さなことの積み重ねしか、成功はあり得ないのに。
あと少しで読み終わる「葉隠入門」にも同じようなことが書いてありました。
「名人多き時代こそ、骨を折る事なり。世間一統に下りゆく時代なれば、その中にて抜け出るは安き事なり。」
大体意味は推測できると思います。
二輪業界は1982年のピーク時330万台が今や30万台割れ寸前に来ています。
正しく「下りゆく時代」そのものの業界なのです。
「名人」は誰もいません。
悲観する暇があったら、出来ることをすぐに実行していけば、誰でも抜け出すことはた易いのです。