大変な時代の若者
最近大きな買い物をしていないので、消費税が10%になってもピンと来ていないのが実情です。
歳を重ねてくると、欲しいものも減ってくるので、消費行動そのものが低下してきます。
もともとこの増税は財政健全化から始まっています。
GDPの200%に及ぶ借金を抱える日本です。
基礎的財政収支(プライマリーバランス)を黒字化するためのものでした。
ところが、成長のない日本です。
災害も数多く発生して、その上高齢者へ社会保障費も増え続けています。
10%の消費税で終わるはずも有りません。
国際通貨基金(IMF)は15%、経済協力開発機構(OECD)は20%~26%へと税率を引き上げないと無理だとの見解です。
仮に20%になったとしましょう。
大きな買い物である、住宅、車は一気に消費が減退します。
この二つの業種は、裾野が広い。
関連会社等がかなりの数に上り、そこで働く人の数も数多です。
影響は計り知れません。
これからの若者は、否応なしに日本国内だけでなく世界の政治、経済の動向に目を向けるべきです。
国力の衰退とともに、外国からの理不尽な要求も受け入れざるを得なくなるからです。
次第に国に頼ることが難しくなる時代が近付きつつあると思います。
今からでも、英語の勉強は必須で、その上に投資の経験も必要となってくるでしょう。
そしてビジネスにおいては、いろんな場面での転換点が数多く来ます。
そこを如何に上手く捉え、既存のやり方に拘らず思い切った手を打てるかが、生き残りへの道です。