あっという間
3年前に父親と娘の対立で有名になった大塚家具が、大変なことになっています。
売り上げも利益も年々減少してきて、ついにはスポンサーを探さなければ再建できない状態にまでなっているのです。
当時は超優良企業で、自己資本率は70%、現預金も100億円をはるかに超えていました。
直近の財務諸表では、未だに無借金なのですが、現預金が20億円を切るまでに急減少。
いくらMBAを取得した近代的な経営手法を駆使しても、お客様離れが加速したのでしょう。
一方の父親の会社は、従来のやり方を踏襲していますが、内容までは分かりません。
高級路線と普通の価格帯との決着は、どちらが正しいのかは不明です。
それでも、どんな盤石そうに見える会社でも、一瞬にして窮地に追い込まれる事実は忘れてはいけません。
ニトリやイケアなど急激に売り上げを伸ばしてきた大手との競争。
差別化が非常に難しいと思います。
規模を縮小してでも、高級路線を維持して差別化している父親に分があると思います。
中小企業は、やはりニッチでダントツを目指すことが繁栄の王道だと思います。