タイミングの難しさ

 株式投資の王道は、「安い時に買って高い時に売る」は誰でも理解できるし、知っていることです。

ところが、このシンプルなことが、いざ実行する段になると大変難しい。

最近、この株式投資の絵に描いたような失敗談を聞きました。

 私より6歳ほど年下の知人男性のことです。

大手上場企業の上級管理職を経て、子会社に勤め始め、その時に会社の持ち株を全て精算して株式投資を本格化しました。

株式投資と「一人法人」の立ち上げに関して、1年前くらいに相談を受けていました。

 その時彼が投資していたのが三菱重工やトヨタでしたので、王道だからそのまま続けるようにアドバイスしたのです。

流石、超一流の会社の管理職ともなると、きちんとしていると思ったものです。

私のようなアウトローは、地味で人が手をつけない小型株で勝負するのです。

 その彼が、数か月前にキオクシアの株を購入したと聞いて、チャレンジだなと思いました。

いくらで購入したか聞いたところ、約2500円とのこと。

つい最近彼に会ったので、「一発で億万長者になったね」と褒めました。

 理由は、三菱重工は彼が購入した価格の約1.7倍になっていました。

更に驚くべきはキオクシアです。

現在の株価が、彼の購入価格の10倍なのですから。

 ところが彼の返答は、「キオクシアの株価は二度と見たくない。大きく損をした」というのです。

詳細を聞き直しました。

2500円で購入したもののその後1500円前後まで下がり、怖くなって3000円で売却して利益を確定してしまった。

その後3900円まで上昇したので、信用取引で空売りを掛けた。

すると株価が急上昇し続けて、大きな損となったとのこと。

トヨタで儲けたお金で150万円以上もする、ウブロの腕時計を購入していました。

 素人が株式投資で失敗する要素が、3つも具現化されている好例です。

1.信用取引を行った

2.中長期保有を怠った

3.利益をそのまま再投資せずにお金を使ってしまった

 今年で43年の株式投資のキャリアを持つ私でさえ、最近ちょっとした失敗をしました。

タイミングさえ合っていれば、相当な利益となったのですが、これらも一種の「あるある」です。

サイバーダインは、本来今年の本決算までは保有するつもりでした。

ところが、各種資料や情報を調べるうちに、S株の魅力に取りつかれたのです。

 サイバーダインを売却して300万円ほどの利益を出したものの、現在ではS株で約200万円の含み損です。

現在までサイバーダインを保有していれば約1600万円の利益が出て、そのお金でS株を購入すれば、相当数の株数になっていて、含み損も発生していませんでした。

 とまあ、この様なことは頻繁に起こり得ます。

株式投資を長く続けるコツは、「たら、れば」はすぐに忘れる事に尽きます。

そして何より大切なことは、私のように資産もなければ頭脳もない人は『負けなければベスト』を信条とすることです。

それにしても、周りで株式投資を行っている人々が確実に増えています。

情報交換だけでも、とても楽しいものです。

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