T・A・G

 2025年7月18日(金)のこのブログで、ちょうど4000話になりました。

2014年8月1日(金)にタイトル「ヤマハ発動機株式会社」が最初の文章です。

日本楽器から独立して、最初のバイク「YA-1」を販売したのが1955年という、私の生まれ年と重なり妙な縁を感じたことから、息子達と社員向けに書き始めました。

稚拙な文章に、誤字脱字も散見されながらも今まで読んでくださった皆様に、心より御礼申し上げます。

 折角の節目なので、何か役立つことを書こうと思いましたが、なんせ凡人の10年超に及ぶエッセイです。

これといった内容が浮かんできません。

そこで、その時その時に心に残った文章を綴ったノートや、スクラップした記事等をゆっくりと読み返してみました。

脱サラして今まで、信じられないような体験を重ねてきました。

自己防御のために、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み・偏見)がかなり身に着いたことも否定できません。

それらをなるだけ剥がし落して、誰にでも共通する今後の未来を明るくする『核』を私なりにお伝えしたいと思います。

 振り返って先ず一番感じることが「人との出会い」が如何に人生に大きな影響を及ぼすかということです。

この出会いは、当然(いい人)ばかりではありません。そうであっても、自分がしっかりしてさえいれば、良い影響となっているのです。

私の付き合い方は、「とことん」です。

相手が嫌がって接触を避けるまではどのような人でも付き合います。

相手が接触を避けた場合は決して後追いはしません。

 この日の午前9時50分頃、外資系生命保険会社勤めで、私の株式道場の一番弟子S君が自宅を訪ねてきました。

毎年のことなのですが、土用の丑の日が近づくと高級な大ぶりのウナギのかば焼きを持ってきてくれるのです。

彼との付き合いは創業して数か月後から始まります。つまり現在まで38年間続いているのです。

当時は西南学院大学の学生で、卒業後は地銀に就職して、現在の外資系生命保険会社に転職をしました。

当然のように我々家族の生命保険は彼が担当です。

 次に思うことは、アニマルスピリットを忘れてはいけないということ。

人生も経営も苦楽を繰り返します。『楽』な時は「驕り」を意識すれば良いだけです。

『苦』の時にどうするのか?

(何くそ、負けてたまるか)と思うだけでなく、大声を発してすっきりすることです。

私は軽トラックに乗って佐賀県の唐津方面に行き、対向車や後方車がいないことを確認後、「馬鹿野郎、ふざけんな」を窓を閉め切った車内で叫び通しました。

 それから大切なことは、人生でも経営でも自分の「師」となる人を見つけることです。

ポイントは、本音で何でも話せる人であること。

自分にないものを持っている人に会うことは人生の喜びです。

謙虚、素直こそ、縁を生かし出会いを真の出逢いにするための要諦です。

どうしても見つからない場合は、圧倒的数量の「本を読む」ことです。

但し、ただ読むだけでは駄目です。

知識を自分の行動様式や思考様式のレベルまで身体化できなければ意味がありません。

 最近つくづく思うことが「人生は不平等」ということです。

昔は相当否定的な捉え方をしていましたが、現在はそれがあるから面白いと思えるようになりました。

また、嘗ては「報われない努力はある」と嘯(うそぶ)いていましたが、現在では『努力すれば、必ず道は開ける』と思えるようになりました。

それに付け加えて、どんな人にも他人にない何らかの強みは必ずある、ということを自覚して欲しいと思います。

人生も経営も自分の得意な小さな分野に絞り、ダントツ一番を目指すことはそう難しいことではないと体験しました。

わざわざレッドオーシャンに突入する必要はありません。

ブルーオーシャンで勢いをつければ、いつの間にか誰も追いつかないままレッドオーシャンよりも大きな市場になっていたりするものです。

また、信じられる人とそうでない人を見分ける目を養うことも忘れてはいけません。

 とまあ、色んなことを書きましたが、今、生きていることだけでも幸せと思うことです。

本当に奇跡だとつくづく思うようになりました。

折角生かされているのです。

『楽しく・明るく・元気よく』これからも生きたらいいと思います。

 

T・A・G” に対して2件のコメントがあります。

  1. 冨谷猛 より:

    4000話到達、お祝い申し上げます。
    幅広いテーマに、感慨を覚えながら、毎回、楽しませていただいております。今後も、ワクワクしつつ、永く読ませていただきますようお願い申し上げます。

    1. 肥長孝卓 より:

      いつも気にかけて下さり、誠に有難うございます。
      これからも大法螺を吹きながら、チャレンジしていきます。
      何らかの形で、世の中に恩返しができたら本望です。

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