裏切り
大谷翔平選手の無実が明かされたようです。
結局日本円で24億円を使い込まれたとのこと。
直ぐに思い出したのが、シンガーソングライターの「矢沢永吉」。
右腕に確か30億円以上を使い込まれたと、当時の新聞に掲載されていました。
今回のことで、大谷選手はかなりのショックを受けたことでしょう。
愛犬や近くの人に支えられたとのコメントがありましたが、これは私の経験上社交辞令。
絶大な信頼を寄せていた人に裏切られた場合、他人の支えなど何の力も発揮しません。
真っ暗闇の中を、嗚咽しながら這いずり回り、ただただ苦しみ抜くだけなのです。
時間だけが解決の手段となります。
そして最終的には、その人物の行動も理解しようと考え始めるのです。
この様な数回に及ぶ裏切りに合い、私自身の経営哲学と人生哲学が強固となりました。
「信頼するが信用はしない」
人は、ふとしたことで魔が差します。それが大きくなって大惨事となります。
経営者は、そのような人の弱さをしっかりと認識し、そうならないような対策を事前に打つべきなのです。
今回の件も、日が経てば、大谷選手は自分も悪かったと思えることでしょう。
更に彼にとって悪い事ばかりではないと思います。
この事件を乗り越えて本物の『漢(おとこ)』に成れたと思います。
起業してそれなりに成功した人は、ほとんどが何らかの裏切りにあっています。
「自分を裏切るやつがいることを、強者は学ぶべきだ」という格言がありますが、
私は「裏切られて初めて強者になれる」と思っています。
強者になれば、優しくなれます。