充実した人生
本格的に始まった両親の介護の前までは、「充実した人生」だと思っていましたが、実際の介護が始まった当初は、とてもそれどころではないという感じになりました。
しかし、一旦腹を括ってからは、少しずつ心に余裕が出てきて、この二人を幸せな状態で天国に送ることも「充実した人生」になると開き直りました。
この「充実した人生」に関して、最近たまに考えるようになり、興味も湧いてきたのです。
昨日は、ボランティアのラグビーで、新年度のコーチ陣と親の花見が舞鶴公園で行われました。
1987年に参加したこのクラブも、その頃より100名以上クラブ員が増えて、今では250名を数えます(幼稚園~中学生まで)。
花見の後、新1年生になる親に、私と仲間2人のコーチが呼び止められ、その学年のパーティへ行きました。
私と、気の置けないS氏、F氏の3人は、このクラブのOBとして幼稚園児の指導と、新コーチの指導を行います。
昨年教えていた子供たちと、その親から「1年間お世話になりました」とお礼の言葉と、練習風景のDVDを頂いたのです。
何とも言えない嬉しさが込み上げてきました。
日経新聞の「私の履歴書」が現在、日本製鉄名誉会長の三村明夫氏です。
彼の東大学生時代のゼミの先生が、近代経済学の大家である小宮隆太郎氏。
小宮氏は戦後マルクス主義が旺盛な頃、ハーバード大学の留学を経てから、近代経済学を牽引し後進指導に全力を尽くしました。
その小宮氏が、三村氏などの学生に常に言い聞かせていた言葉が実に面白い。
『人生を充実させたいなら』
1.結婚は早い方が良い
2.テニスをやれ
3.日経新聞を読め
だったそうです。私は東大に行くほどの能力はありませんが、この3つを全て行っているのです。
現在の私の人生が充実しているのは、いくばくかこの要素があるのかもしれません。
私はこの3つに、更に2つを加えたいと思います。
4.ラグビーをやれ
5.書道をやれ
帰宅後すぐに頂いたDVDを見ました。
子供達の成長に驚かされると共に、コーチの引退をもう少し先延ばししても良いのかとも思い直したのです。