警鐘

 最近、たまに足首が痛くなり、25日のラグビーのコーチも行くのを止めました。

外に出かけないとかなりの運動不足になるし、ストレスも溜まります。

29日(木)の午前中のベーシックのテニススクールを楽しみにしていました。

ところが、朝から終日雨。屋外のテニススクールの限界です。

 予定を変更して、銀行の担当者を午前中に呼び、私一人法人と私個人の令和5年分の「決算報告書」を手渡し、彼からは不動産情報を受け取りました。

さて、午後に何も予定がありません。

そこで、気になっていた本を読むことにしました。

「暴落ドミノ 今すぐ資産はこう守れ 澤上篤人 著」

2024年2月29日(木)午後8時53分に読了。

 「澤上篤人」氏は、他のファンドマネージャーと違い、長期で資産運用を行う稀有の人です。

昨年12月に上記タイトル本を上梓しました。

それは知っていたのですが、日本株に強気一辺倒だった私は、読む気にもなれなかったのです。

ところが今年に入って、日経平均の急上昇に違和感を覚え始めた私は、34年ぶりに高値を更新したことで、直観的に不安を感じこの本を手にしました。

 簡単に結論をいうと、(金融マーケットの暴落はいつ始まってもおかしくない)(今は株の売り時だ)(新NISAにも今は手を出してはいけない)

膨れ上がった金余りと債務が、高金利下のインフレで一気に崩壊するとの内容です。

 2014年4月に100万円で再スタートした私の株式投資、2014年12月末には数倍の残高になり、昨年12月末にはその残高の又数倍に膨れました。

そして、2か月経過した昨日の終値で計算しても、更に増えていたのです。

不動産も同じような推移をたどっています。

私は「運が良い」と増長していたようです。やはりおかしいのです。

 マスコミで毎日のように賃金アップの話題が出ています。昨日も「ニトリ」が初任給を27万円にするとの報道があっていました。

しかし、よくよく考えると固定費の上昇は利益を圧迫します。

この人件費の高騰は、(資源採掘コストの上昇)(生産現場での製造コストの上昇)(物流コストの上昇)等を招きます

これに仕入れコストの上昇が加わり、今後は借入金利の上昇までも予想されます。

完全なコストプッシュ型のインフレとなるのです。

オムロンが国内外で2000人の人員削減、ソニーの子会社が900人の人員削減等の報道も見逃すわけにはいきません。

 米国も中国も、翻って日本も日経平均の急上昇程、経済は成長していません。

ただただ世界中にお金がばらまかれているだけとも言えます。

 この本を読んで納得しました。

せめて、今年の3月決算を発表する6月くらいまでは暴落して欲しくないものです。

 資産運用を考えている人や、現在も株式投資を行っている人も必見の一冊です。

 

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