平和の重み
先日、長期天気予報で雨が少ないと判断し、社用車の洗車にレクサスへ行きました。
この店舗のシステムは非常に理にかなっています。
恐らく社員の再雇用で、1時間ほどかけてオーナーの車の内外を洗車してくれるのです。
料金は決まっていなくて、透明の募金箱にお金を入れるスタイル。
私は何時も1000円入れています。
そのお金は福岡市内の恵まれない子供達への義援金となります。
その日は前日の暖かな陽気と打って変わり、寒さが身に染みるほどでした。
いつものように、若い女性が飲み物を聞きに来ます。ホットのキャラメルマキアートをオーダー。
早速カバンから本を取り出し、その静かな空間で読み始めました。
飲み物とお菓子を運んできた彼女が、今回は何を読まれているのですか?
私も先日からお勧めのあった本を読んでいますが、まだ途中です。
これは、「外事警察 秘録 北村滋 著」という本で、日本の平和を陰で支えている組織の話。
直ぐにスマートフォンの写メで表紙を写すこの姿勢が、私がこの子を気に入っている要因です。
平和ボケしている人々には理解できないかもしれないが、30年後の日本は外国に蹂躙されている可能性があるよと私。
きょとんとしていましたが、それも仕方ないことです。
第二次世界大戦敗北後、戦争も内戦もなければ飢餓もない日本です。
スパイだのインテリジェンスだのいっても、ほとんどの人は映画や漫画の世界と勘違いします。
その日の午後、正確には2024年2月27日(火)午後6時28分にこの本を読了しました。
ノンフィクションであり、体験者の話なのでかなり重みがありました。
直ぐに息子達にこの本を購入し読むことを勧め、孫達の教育にも生かすように家族LINEで指示。
一番衝撃だったのは、中国人の諜報部員が松下政経塾に入り込み、長年かけて政財界に人脈を形成し、日本の政治を変えようとした事実。
それにマスコミのいい加減な報道もとても気になりました。
プーチン大統領との会話のシーンには、想像を掻き立てられました。
最近、警察官や自衛隊員になる若者がかなり減っているとのこと。
彼等がいなければ、治安維持や安全保障はどうなるのでしょうか?
もっと給料を引き上げ、国を守るという崇高な職業だと国民に広く知らせる必要性を感じました。
裏金問題等が露見するにつけ、レベルの低い政治家が増えた気がします。
相変わらず無知なポピュリズムの政治家も多数います。
私ができる事、それは日本を守ることに命を懸ける政治家に金銭的援助をすることだと改めて思いました。