一つの考え方

 真ダムが経理の仕事をする場合、他県等の遠い場所には、息子達が連れていきます。

今回、彼等それぞれに用事があり、久し振りに私が連れていくことになりました。

 1月14日(日)午前7時半頃自宅を出発し、車で一路鹿児島店まで。

そこで5時間ほど仕事をこなし、午後4時半過ぎに熊本店へ到着。

約2時間半をそこで過ごし帰宅。

 まあ、よく仕事をこなす彼女です。高齢者でここまで出来ることは大したものです。

息子達も彼女が70歳を迎える頃には、開放してやって欲しいものです。

 翌日の15日(月)は、流石に疲れていたのでしょう。

リビングのソファーで爆睡していました。

目が覚めて、疲れが取れたからと、午後4時過ぎに自宅を出発して、佐賀店へ。

午後9時半頃帰宅しました。

 車中で、「今月やっと佐賀店と菊陽店の借金を完済するね」と二人で妙な充実感と達成感を覚えました。

記述している通り、10年前に佐賀店だけをオープンする予定でしたが、ダイワハウスの営業から是非菊陽の場所を見に来て欲しいの一言から2店を同時オープンにすることになったのです。

それまでの1店舗当たりの借入金額の最高額はおよそ5000万円。

それが一気に約9000万円の新規借り入れとなりました。

数年前に熊本店を出したばかりでしたので、1憶数千万円の借り入れが短期間に増えたのです。

 振り返ってみれば、思い切ったことをよくやったなと感慨深いものがあります。

それでも、この3店舗共に借入金が終了したことにより、今後、年間で1400万円の資金の余裕ができます。

そして何より事業用借地権のメリットである、残り10年以上はかなり安い土地代金のみが賃料となることです。

結果、この3店舗はかなりの利益が上乗せされることとなるのです。

 この思い切った借金を振り返った時に、昨晩読了した「妻の実家のとうふ店を400億円企業にした元営業マンの話」山中浩之 著のことが思い出されました。

彼は、売上高が30億円の時に40億円の借金をして最新の工場を建設します。それから快進撃が始まるのです。

 私ならこのようなことはできません。小売業と製造業の違いはあれど、我々と同じ衰退産業です。

詳細は皆さんが読んでください。

 この本の中で、私が合点がいったのが次の言葉たちです。

「頑張りたくない人達の気持ちをいかに上げるかなどの余裕は、中小企業にはない。燃えない人を燃えるように促す努力をするよりも、燃える人をもっと燃やした方が効率が良い」

「勝てるところだけ勝つ」

「出来ないことを考えるのではなく、何ができるかを考えてパッと動く」

「今だと思ったら50%でも行くんだ」

「人も資金もないのならスピードを上げるしかない」

「弱者の戦い方とは何か?局地戦です」

「闇雲にお客様を増やすより、一人一人のお客様を大切にして深く付き合う」

 

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