幕の内弁当は・・・
昼の弁当で迷ったら大抵の人は、幕の内弁当を購入します。
私はそれをしません。
何故なら、経営の観点からいうと、幕の内弁当が最も利益が出にくい弁当と思うからです。
理由は簡単です。具材が多過ぎるのです。お客様の立場でいうと良いのかもしれません。
しかし、製造現場からいうと、調理も箱詰めも相当の手間を擁します。
それらを考えると、利益を出すためには、どうしても原材料費を下げざるを得なくなると私は考えます。
つまり、まずい弁当になる確率が高いという事。
私はおよそ30年前にこのことに気づきました。
それを二輪業界に当てはめてきたのです。
大抵の大手二輪販売店はどのメーカーも扱う併売店でした。
資本力の無い私が勝ち残るには、メーカーが喜び、且つ専門の整備士も少なくて済む専門店を目指すべきと決めた瞬間です。
現在面白いようにその予測は当たっています。
一つのメーカーでさえ数多くの車種を出しています。それを複数のメーカーを同時に扱うなど不可能だと思います。
自ずと併売店では、商品知識も技術力も専門店の後塵を拝することとなります。
この専門店の数を一定程度増やして、その市場でのシェアを50%以上取れば、社員もお客様も満足のできるビジネスとなり得るのです。
私が昼ごはんにセブンイレブンの「盛りそば」と「北海道産昆布入りおにぎり」を購入するのは、単純に美味しいからです。
その理由は、恐らくかなり良い原材料を使用しているからだと思います。