経営者の責任
昨日、9月の月次決算が出ました。
8月からの業績悪化が止まっていません。
経験上予想された展開ではあったのですが・・・
二輪業界は、3~4月、9~10月の4か月間が勝負の月となります。
季節的にお客様の購買意欲が最も強くなる時期だからです。
この時期に、単なる黒字レベルではお話になりません。
子供達の会社を分析すると、何とか黒字を達成したに過ぎません。
経営において、業績悪化を感じ始めた時にすることの一番は、社員全員に危機感を徹底させる事に尽きます。
その為には、全員を集めて短時間でも焦点を絞った会議を行う。
次に、最も業績が悪い店舗に、社長自ら早朝に出かけ、店の周りの雑草取りから、車両の並べ替え、それに笑顔で社員を迎え、お客様にも率先して接するetc.
兎に角、社員全員に「本当に大変なのだ」と、社長自らの言動で感じさせることです。
そのような社長の行動が2週間も続けば、その店には必ず変化が出てきます。
そして同様のことを別の店舗でもしていくことです。
それでも、再び上昇気流に乗るにはそれから3か月を要するのです。
経営者の責任は、一言でいうと「安定した雇用と所得」を創出することが私の持論です。
昔の成功体験にしがみつきながら何となく一日を過ごすことでは、それらを得られません。
目まぐるしく変わる環境に、どんどん変化対応し、終わりのない顧客満足を常に目指すことです。
何となくの慣れ(現状維持)が、最も怖い事を知るべきです。