原点
先日、ラグビーのコーチが集まる懇親会が西新で開催されました。
午後6時に始まって、終了したのが午後10時40分。
草ヶ江ヤングラガーズ行きつけの居酒屋だったので、飲み放題でもこの時間まで許されているとのこと。
既述していましたが、このクラブの特徴は、種々雑多な職業の人が役職等に関係なく平等に指導する体制です。
50年超の歴史が続くのも納得です。
会の終了後、いつもの私の仲間が糟屋郡篠栗にある事務所まで戻るというのです。
それも地下鉄とJRを使って。
お酒も飲んでいるのに、これから仕事をするのです。
彼は、60歳定年時に嘱託とならずに、会社を辞めて起業しました。
3年目を迎え大事な時期で10月には、思い切ってアメリカに情報収集のために渡ります。
彼のこのような姿こそ、経営者のあるべき姿なのです。
30~40代の私なら、当然のように同様な行動をしていたでしょう。
しかし、60歳を超えてからを考えると、とてもできそうにもありません。
普通の中小企業の社長や、二代目三代目なら、ほとんどそのまま帰宅して就寝でしょう。
私がどうしてもやらなければならない仕事があって、会社に戻らなければならない時には、ついタクシーを拾う事でしょう。
この時点で、私や一般的な中小企業の社長、二代目、三代目は経営者失格なのです。
彼の真摯な姿に『経営者としての原点』を見た思いがします。
帰国後の話を聞くのが楽しみでなりません。