いつものことだが
9月14日にアメリカ原油指標のWTIが、一時10ヶ月ぶりに1バレル90ドルを超えたと新聞で報道されていました。
ドル円も1$147円前後の円安のままです。
私は先月、年末までには原油安・円高に振れると予想し、当時保有していた「富士石油」株を少しの利益で全株売却し、その資金を「原油安・円高」で最も利益を得る中越パルプの購入に充てたのです。
いつものことですが、少し早すぎた決断でした。かなりの逸失利益となりました。
私の息子達に株式投資を勧めて20年以上経ちます。
長男は昔から積極的に売買を行い、同世代の若者の中では、かなり上級レベルと感じています。
彼曰く「父さんの買う銘柄はほとんど当たっている。だけど短気の性格ゆえ損している部分がある。父さんの買った銘柄を後追いで購入し、父さんより長く保有すれば楽に利益が出る」
「富士石油」を私は約260円で買い、302円で売却。私の説明を聞いた後で彼はその銘柄を270円で買い現在も保有。9月14日現在の株価は360円。このまま原油高が続くと、かなりの確率で株価は上振れする可能性があります。
「中越パルプ」に至っては、私は1343円で買い、9月14日現在で1440円となりやっと含み損を脱出。彼は急落した時点の1205円で購入し現在も保有し続けている。
まるで私が露払い・毒見役のようなものです。
「運・縁・タイミング」が必要なことを改めて実感しています。
会社経営に関しては、石橋をたたいても渡らないような性格なのに、株式投資に関しては、私も驚くほどの速さで決断し、そして大胆な行動をとるのです。
彼曰く「会社経営は社員や社員の家族のことを考えると、怖くて大胆になれない。株式投資は全て自分個人の問題なので平気」。
いつの間にか子供は成長するものだと、この件で改めて感じました。
ただ私は、年末までに円高・原油安・日経平均35000円の予想は変えていません(これはあくまで私の予想です。投資は自己責任にてお願いします)。
果たして、年末までにより多くの利益を出しているのは、私か長男なのか、ダークホースで次男なのか?