もっとやれ
福島県の処理水の放出に、中国がかみつきだして日本の水産物の輸入を差し止め始めました。
世界中の科学者が問題ないと言っているのに、相変わらず自分達が全て正義だと声高に叫ぶ。
分かりやすいと言えば分かりやすいのですが、少しまともな人であれば、中国の理不尽さには辟易しているはずです。
更にBRICSの会合を開き、日欧米に対抗する参加国を増やそうと躍起になっています。
これらの中国の外交に懸念を示す論調が日本では多い気がします。
私から言わせれば、中国よもっと日本たたきをやれといった心境です。
今、中国の優位性は約14億人の人口と希少鉱物のみです。
経済で一番肝心な世界格国からの投資がなされなくなっています。
中国内部の富裕層もかなりのレベルで中国を脱出しているし、キャピタルフライトに至ってはかなりの金額だそうです。
その結果、益々元安に傾くでしょう。
アジアが今後の投資の対象となるのは世界中の認識が一致しています。
その中で、中国が信用できないとなれば、そのお金はどんどん日本に来ます。
私は、これから5年~10年は、中国の今の体制が続いて欲しいと願っています。
その間、世界からの投資がかなりの部分日本に集まるからです。
そのお金と多様性によって、今後日本はイノベーション大国になると思っています。
TPPは世界の中でも唯一日本主導で行われています。
これに、イギリスが加盟したことは非常に大きいと思います。
絶対に中国を加入させてはなりません。
もしも中国が、以前のように世界の投資を受け入れ、政治もかなりの部分で先進国に同調していたら、日本は奈落の底に落ちていたでしょう。
理由は簡単です。少子高齢化が進み、資源もない日本へ投資するよりも、中国へ投資した方がかなりのリターンが見込めるからです。
中国が米国とデカップリングすればするほど、その恩恵は日本に及びます。
中国は、もっともっと、今の体制を強化して欲しいものです。
水産物の輸入を止められたならば、国内消費促進と、別の国への輸出を考えれば済むだけです。
たかが年間800億円前後のことでマスコミは騒ぎ過ぎなのです。