やってて良かった

 今月ジャックス共栄会から報告書が届きました。

「第46期事業報告書承認の件」というもの。

この組織は、一般的な社員持ち株のようなもので、有力取引先にジャックスの株式を定額で購入してもらい、安定株主になってもらう仕組みです。

確か、一口月額1万円~30万円だったような気がします。

1954年創業のジャックスが第92期の決算でしたので、その半分の歴史があります。

 5~6年前に遡ります。ジャックスの担当者からノルマがあったのかもしれませんが、一口加入してもらえないかとの打診があり、システム的にはリスクはないと判断し、長男の会社で10万円/月で始めました。

当時のジャックスの株価は2600円台だったと思います。

年次報告があるたびにその内容を吟味すると、これは、大きな資産運用になると確信し、次男の会社も加入させ両方とも、最高額の30万円/月にして3年ほどになります。

このシステムの良い所は、先ず長期投資であること、次にただでさえ配当金が高くてそれを加えた金額で再投資を続けること。そしてドルコスト平均法で手数料も安いときているのです。

 現在までの平均買値は約3200円くらいでしょう。それが今年8月24日現在の終値は4985円。

子供達の会社には共にかなりの含み益が生じています。

単に定期積金をした場合の利息と比較すれば、数万倍になっています。

 ジャックスは最近連続増収増益で、配当金の推移をみると、2020年105円、2021年160円、2022年190円と年々増えています。

更に株主構成比は4位の4.8%を占め、ジャックス職員持株会の2.87%を大きく上回っています。

因みに筆頭株主は三菱UFJ銀行の20.23%。

 大抵の中小企業の社長は、利益が出たら自分の年収をどんどん上げます。

私はそれをやりません。倹約に務め、少しでも余剰のお金があれば、社員環境の改善、店舗開発や長期投資に充てます。

これを10年以上も続ければ、知らず知らずのうちに大きな差になることは当然なのです。

 単純な計算ですが、毎月30万円を20年積み立てます。30万円×12ヶ月×20年間=7200万円

この共栄会の今までの成長率が続くとすれば、20年で約12000万円以上となります。

その差額は何とおよそ5000万円に達するのです。

 我がグループの社長平均年収が700万円、他の中小企業の社長の年収が1060万円(差額360万円)と仮定。

我々と同じ年収で、倹約はするが貯金だけしている人の20年後、約7300万円の内部留保。

年収を1060万円とって、ゴルフ三昧に飲み歩きをして、利点もないような経済団体に加入した人の20年後、0円。

我々グループの会社の内部留保12000万円。

 小さなことを疎かにしてはいけません。そしてお金に関しては常に「複利」を意識することです。

 

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