桁違い

 経営再建中の中国不動産会社「中国恒大集団」が8月17日に、米連邦破産法15条の適用を申請しました。

数年前から危ないと言われてきましたが、この会社の昨年末の負債総額が48兆円。

何とこの金額、今までで最大と言われた2023年度日本国予算114兆円(一般会計の総額)の42%に当たるのです。

桁違いの数字に、中国のでかさを感じざるを得ません。

 一方、米国証券取引委員会(SEC)が8月14日に公表した数字も注目を浴びました。

2008年の米国住宅市場崩壊の予測を見事に当て有名になり、映画化もされた「世紀の空売り」投資家マイケル・バーリ氏の取引です。

ポートフォリオの9割以上を、米国の株式相場下落に賭けているのです。

その額は何と16億ドル(約2330億円)。

これまた桁違いの金額です。

 防御株と攻撃株を分けて投資を行い、株式専門会社から上級者と褒められ、少々悦に入っていた自分がとても恥ずかしくなりました。

何と小さな人間かと!!

 どうせ一度きりの人生です。

老後を身内や他人に迷惑が掛からないレベルのお金を残せば、後は全て勝負すれば良いのです。

いつの間にか、リスクの少ない分散投資になっていました。

 信用取引をしない限り、私の株式投資の財産は最悪「0」になるだけで、「マイナス」になることはありません。

知らず知らず保身に回っていたことに今回気付かされました。

 今まで通り、配当重視の「日本郵政」「JR九州」「西日本FH」は持ち続け、それ以外は一点買いに集中することに決めました。

天邪鬼の私には、人のやらないことをやることがやはり似合っているのです。

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