当たり前でなくなる
私は、親しい人からの贈り物や、初めて贈り物をもらう人へは、なるだけ葉書か封書でお礼を述べることを習慣づけています。
その字が下手くそだったので、書道教室に通い始めたようなものです。
メールや電話に比較するとかなり面倒ではありますが、葉書や切手の種類を選んで先方の顔を思い浮かべながら文字を書く気分は格別なものがあります。
先日、ラグビーのチーフコーチから「ソーメン」が、そして取引先のキーマンから「琵琶ゼリー」が送られてきました。
確か木曜日だったと思いますが、すぐにお礼状をしたため郵便ポストへ。
そしてそれと同時に返礼の門司港地ビールを送りました。
すると、土曜日の朝には、一人からは電話で地ビールのお礼が、もう一人からはメールでお礼が来ました。
内容を見ますと、私のお礼状は未だ届いていないことが理解できました。
郵便局に聞きますと、郵便物は福岡市内でも翌日には届かなかったり、関東となると数日かかりますと。
そうなのです。木曜日に出した葉書は金曜日には届いていなくて、土曜日、日曜日は配達はありません。
つまり、福岡市内でも最短で月曜日にしか届かないのです。
今までは、葉書だろうが封書だろうが、投函後の翌日か翌々日には日本全国先方に届いていました。
先に返礼品がついて、その後にお礼状が届くという、へんてこな体験をしました。
今までの当たり前が通じなくなった一例です。
今後は、お礼状にはしっかりと出した日付を記入し、それから数日後に返礼品を送ることにしました。
働き方改革や人材不足等で、いろんな場面で今までの常識が維持できなくなることが予想されます。