名称に隠された罠
「esports」とは、jesuのホームページを見ると、次のように定義されています。
『エレクトロニック・スポーツの略。電子機器を用いて行う娯楽、競技スポーツ全般を指す言葉であり、コンピュータゲーム、ビデオゲームを使った対戦を、スポーツ競技として捉える際の総称』
今や全世界で広く認知され、その経済効果がかなりあるためにオリンピックまで開かれることになっているそうです。
スポーツという言葉には、身体的にも精神的にもとても良いイメージがあります。
ところが、このesportsに関しては、私はかなり懐疑的です。
室内に籠って、指だけ使って画面を何時間も見続ける。どこがスポーツなのでしょう?
大学生の頃、麻雀とパチンコに嵌まりました。特に一人で出来るパチンコは一時は中毒になるくらいでした。
その習慣を止めるのに相当苦労した覚えがあります。
基本的には、禁煙を決断した時と同様だった気がします。
また、最近では、無料のPCゲームで麻雀やトランプゲームをたまにしていましたが、熱中すると徹夜に及ぶこともあり、現在では全て止めました。
私は、禁煙、禁パチンコ、禁ゲームを何故かしら実行できたから幸いです。これらは脳の快楽に影響を与える点では、ギャンブル依存症やアルコール依存症と何ら変わらない気がします。
恐ろしいことに、このゲーム依存症は、若い人でも陥ることです。
WHO(世界保健機関)は2019年に正式に、ゲーム障害をギャンブル依存症と同様の精神疾患と認定しました。
日本では、この病気の治療できる病院施設が僅か90か所しかないとのこと。
小学生から大人まで患者が急増しており、そのうちの7割が20歳未満。
子育て中の親に是非警告したい。
スマホやPCのゲームは何度もやり直しがきき、人間関係等のわずらわしさもありません。
これに嵌まると、どのような優秀な才能を持った人でも、心身共に衰弱する可能性があると。
スポーツという健全な言葉に隠された真実です。