スター!?
およそ30年ぶりくらいに、テニスの3セットマッチのシングルスの試合を見に行きました。
6月24日(土)、25日(日)と博多の森テニス競技場で行われた「第98回全日本テニス選手権 西日本大会福岡県予選大会」。
見に行った理由は、この大会に出場する選手の一人が、私が通うテニスクラブの経営者だったからです。
結果は、23日(金)の準々決勝が大きな山場だったらしく、NO1シードと死闘を繰り返し、ファイナルセットまでもつれたものの勝利。
私が見に行った24日(土)準決勝では、相手は20歳の福大生。結果は(6-2 6-1)で勝利。
3年弱のブランクを経て試合に臨んだ彼は今年34歳。
試合の内容はスコアほど簡単ではなく、かなりの疲労感が見えました。
翌25日(日)の決勝には真ダムも連れていきました。
相手はNO2シードの九州電力の古賀大貴選手。この人は、彼の大学、社会人の後輩でもあります。
結果は(6-7 2-6)で敗北。2時間を超える熱戦ではありました。
ただ私は、試合開始20分程度で、勝敗の確率は彼の3:7。途中彼がリードした(5-3)の場面でも4:6と見ていました。
理由は簡単です。彼の技巧に対して、26歳の古賀選手のエネルギーとパワーが圧倒的に上回っていたからです。
この試合が初戦であれば彼の勝機もあったかもしれません。しかし、自分の会社を経営しながらの長期ブランクを経た試合は、そう簡単ではないことは容易に想像できます。
センターコートで実施されたこの試合。数十人の応援団はほとんど彼のファン。
思わずこれが「スター」なのかと感じました。
経営に関する相談を受けていますが、この2試合を見て私がアドバイスするのは恐れ多い気がしました。
彼には、人並み外れた集中力、負けん気、状況を読む力が備わっているからです。
幼子を抱いた奥様に彼のここ数日の様子を聞きました。
「楽しい」と言っています。
私が「彼はスターですね」というと、「スターと経営がマッチすれば良いのですが・・・」
相当できる女性だと感じました。
果たして彼が、月曜日からの仕事に全力で当たるかどうか?
休んでいたら、嫌われることを承知で、苦言を呈することにします。