感覚が理解できない

 トレーディングカード(トレカ)の中古市場での価格が高騰しているそうです。

5枚で数百円だったものが、1枚で数億円に上る物も出ているとのこと。

希少価値という事のようですが、私にはこの感覚は理解できません。

 このような感想を持っていたら、5月18日(木)の日経新聞夕刊一面トップ記事に驚くべきことが掲載されていました。

NTTとJERAが合同でGPI(グリーンパワーインベストメント)を買収するとの内容でした。

何とその金額が3000億円です。

 このGPIを調べると、確かに再生エネルギーには強いものの、私から言わせれば大した企業ではありません。

22年12月期の売上高は83億円、純利益は11億円に過ぎないのです。

以前にも言いましたが、雇われ社長だからできる決断だと思いました。

 理由は、この会社は陸地の風力発電に強く、この風力発電が出来る残された土地が日本にはほとんどないという事らしいです。

私なら、九州電力等の地熱発電に100億円くらい出資した方がより現実的だと思うのですが。

誰の入れ知恵か知りませんが、上記のクレカの売買と同じで自己満足の世界な気がします。

 企業の将来性の価値は誰にも分かりません。このような状態で、誰の反対もなくNTTの役員会がGOサインを出したのであれば、株主軽視も甚だしいと感じます。

経産省が裏で絡んでいるのかもしれません。正しく魑魅魍魎の世界。

 

 

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