大感動
年に1,2回程度ライブコンサートに出かけます。
昨年は桑田佳祐をヤフードームで、今年の2月にはミーシャをマリンメッセでそれぞれ観て聴きました。
楽しいし、良かったとは思えますが、「大感動」とまではいきません。
先日、警固1丁目の瀟洒な白亜のビルの3階にあるライブハウスに、魔ダムと行きました。
「border live&drinks」という名のかなりセンスのある店でした。
席数はマックスで70人前後。当日はかなりゆったり目になっていて、40人くらいの来場者でした。
チケットは一人5500円で、他にツードリンク(一つはおつまみでもオッケイ)を頼まなければなりません。
魔ダムは赤ワイン、私はピンクグレープフルーツジュース。それにピザと生ハムをオーダー。
出演者は「松本英子」という事で、午後7時~9時まで途中休憩を15分ほど挟んでのライブ。
今年44歳の彼女のことを私は全く知りませんでした。
午後7時ぴったりに登場。「おお、俺好み!!」。
トラッドな花柄のワンピースに、黒髪のボブカット。顔だちもスタイルも抜群。
歌いだしの新曲「beautiful scene」はフルで英語であるにも拘わらず、発音も良く透き通ったハイトーンで声量も申し分なし。
音響施設の良さと、10メートルほどの距離感で先ず圧倒されました。
世の中には埋もれた凄いシンガーがかなりいるのだと実感するとともに、心から感動しました。
トークも慣れたもので、次第に引き込まれていきました。
そして終盤に差し掛かり歌ったのが、福山雅治が作詞・作曲した『squall』。
TVドラマの主題歌にもなったそうですが、彼女がデビューして2作目として福山雅治に楽曲提供されたとのこと。
この歌詞が何とも素晴らしい。サビの部分。
「私 恋している 哀しいくらい もう隠せない この切なさは もっと一緒にいたい 二人でいたい」
「私 恋に落ちている 苦しいくらい もう隠せない 熱いときめき ずっとめぐり逢うと 夢に見てた・・」
彼女と目が合った気がしました。隣に魔ダムがいることを忘れ、テストステロンの分泌が一気に増量。
ただ最後のトークで、彼女に高校生の息子がいるという事を聞き、このホルモンは一気に減少。
このライブハウスを経営しているのは、私が以前記述していて、家族ぐるみで応援していた歌手の岡部諒輔君。
この店を大借金してオープン後直ぐにコロナに遭遇。この3年間塗炭の苦しみを味わったそうです。
ライブ終了後彼にアドバイス。少々苦しくても質は絶対に落とすな。コロナで一番影響を受けたライブハウスで生き残っただけでも運が良い、今からブルーオーシャンになる。
高級感を出すには、シッカリと片膝をつきオーダーを受けるようにすること。トイレの手拭き用の紙が無くなっていたこと。テーブルにガタがあること。歌手が手拍子を取る時には、率先して店のスタッフも同様にして盛り上げること。などをアドバイスしました。
帰宅後、長男に私の車用のマイクロSDに「松本英子 squall」を入れてもらいました。