資産形成
4月3日は「資産(しさん)形成を考える日」とのこと。
「金融広報中央委員会 事務局 日本銀行情報サービス局内」が面白いデータを掲載していました。
先ず、金融リテラシー(お金の知識・判断力)調査がそれです。
これは2016年から始まり3年ごとに実施。2022年版が公表されました。
対象は18歳~79歳までの3万人。
結論としては、日本でも毎回少しずつではあるが、金融リテラシーは向上しているというものでした。
金融リテラシーが日本全国で一番高かったのが島根県と奈良県。福岡県は何と39位。
お金のことをあまり考えなくても、住みやすい県が福岡県という事でしょうか?
更に金融資産に関するデータも掲載されていました。
二人以上の世帯別のものです。
平均が1139万円、中央値が419万円。このうち6割が貯蓄というもの。
20歳代では、それぞれ165万円、71万円。40歳代で694万円、365万円。60歳代で1635万円、650万円。
平均が1000万円を超えることに驚きました。
しかし、詳細を見れば納得。
年間の世帯収入別のデータで、高額年収世帯が一気に平均を押し上げているのです。
世帯年収300万円~500万円未満 平均1039万円、中央値449万円。
世帯年収500万円~750万円未満 1083万円、500万円。
世帯年収1000万円~1200万円未満 1790万円 1010万円
世帯年収1200万円以上 4103万円 2550万円
だから何なのだという事も言えます。しかし、今後90歳を超えて生きる可能性が排除できない現実を考えると、お金のことに真剣にならざるを得ません。
「長生きには膨大なお金が掛かる」という認識を一時も早く持ち、行動することが幸せな老後に繋がります。
せめて中央値くらいは超えたいものです。