無知の代償
現金党の私でさえ最近はクレジットカードや nimoca nanaco などのカードを使い、かなりの割合でキャッシュレスとなっています。
しかし、スマホでの決済だけは行っていません。直感で怖いものを感じるからです。
クレジットカードは必ず一括払いにしています。リボ払いの勧めがDM等で来るのですが絶対にやりません。
理由は手数料が年利で大体15%前後もかかるからです。
定期預金の金利が0.02%であることを考えると、リボ払いを行っている人の気が知れません。
と思っていたら、またまたとんでもない仕組みが流行っているとのこと。
「BNPL」(バイ・ナウ、ペイ・レイター)といわれ、所謂、後払い決済システムがそれです。
これはアプリに電話番号やメールアドレスを入力するだけで使用できる簡単なもの。
最近若者に人気だそうです。
この手数料を年利換算すると最も高いもので44%にも上るそうです。
あまりに無知で我慢が出来ない若者が多いことに愕然とします。
いずれかつて問題となったノンバンクのグレー金利問題と同じように、社会問題となる気がします。
何故このような事が起こるか、勝手に考察しました。
日本人は、お金のことを話すことにかなりの抵抗感があると思われます。
それゆえ、親が幼い頃から子供達に金融リテラシーを教えていないのです。
私は、サラリーマン時代の若い頃に、東京の下落合の社宅に入ったことと、弟が証券会社に入社したことが、金融リテラシーを真剣に考えるきっかけとなりました。
たまたま老朽化した社宅が超高級地にあったおかげで、上場企業社員のレベルでは考えられないほどの富を持つ人の存在を知りました。
またその頃ジョージソロスなどを知り、資産がない自分も勉強次第では富豪になれるかもと淡い夢を持ったのです。
ウォーレンバフェットもジョージソロスも、決して裕福な家庭の育ちではありません。
幼い頃から金融リテラシーに長けていただけなのです。
無知は格差を拡大するだけでなく、罪でもあると実感することが重要と考えます。