何だか嫌な予感
週刊ダイヤモンドの2023年3月4日号は、タイトルが「地方銀行 メガバンク 信金・信組 老衰危機」というもの。
大まかな内容は、米国の急激な金利上昇により、米国債券を多く保有している銀行の含み損が拡大していて危険というものでした。
簡単に言えば、債券は金利が上昇すると価格が下落します。
この雑誌はランク付けが得意です。
この銀行の含み損拡大を受け、倒産危険度ランキングを掲載していました。
何とそのワースト1位が福岡銀行だったのです。にわかに信じられませんでした。
つまり、米国債券をかなりの量保有している証拠です。
御多分に洩れず筑邦銀行も上位に名を連ね、西日本FHも良くない方でした。
そのような中3月11日付けの日経夕刊に衝撃的な記事が。
「シリコンバレー銀 破綻 米銀過去2番目の規模」との見出しが1面トップに。
原因は週刊ダイヤモンドの指摘通りの債券価格下落により株価の急落が始まり、大口から預金の引き出しが急増し資金繰りに窮したというもの。
どおりで、私の会社保有の西日本FHの株価が急落するはずです。
日本人はインフレにも拘らず貯蓄を増やしています。
それは、安全資産だと思っているからでしょう。
しかし、銀行は倒産する(郵便局以外)という現実を真剣に考えることが必要です。