再認

 「80歳の超え方 和田秀樹 著」と「苦しかったときの話をしようか 森岡毅 著」をほぼ同時に読了しました。

前者は先に出版していた「80歳の壁」とほとんど同じ内容で、読む価値は全くありませんでした。

後者は、苦境に陥っているハウステンボスの再生を最近任された人物なので、非常に興味が湧きこの本を手にしたのです。

彼は、倒産寸前の大阪USJを再生どころか大きく飛躍させたマーケティング業界の寵児です。

 この本も特にお勧めはしません。

しかし、私よりもかなり若いながら、批判を恐れずに本質を述べている点は大いに評価できます。

ハウステンボスもきっと成長軌道に乗ることでしょう。

 彼はどんな人物像を目標にしているかというと、『結果を出す人』と言い切っているのです。

松下幸之助や稲盛和夫等の倫理観等は触れてもいません。そこがとても正直だと感じました。

 彼の言葉は、私の考えを再認してくれました。

「資産を持って生まれていない人間が、この現代社会において巨大な資産を手に入れる方法は、何らかの方法で資本家に成り上がるのがベスト。資本家になる最も簡単な方法は、上場されている株式を買う事」

「汗水たらして働いサラリーマンの所得にかかる税率は最高で『所得税45%+住民税10%=55%』、一方汗を一滴も流さない株式の売買や配当にかかる税率は最高で『所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=20.315%』。

 彼の考えは至極シンプルです。資本主義の本質は『欲望』で、『競争』で構成されているという現実に目を背けるなというもの。

有名になればなるほど、耳障りの良い言葉で濁すところを、本音で語っているところに共感。

因みに不動産所得も上記株式と同様なのです。

 社員や家族や取引先のため、あるいは社会貢献のため等を除く、自分個人の『純資産』だけに焦点を当ててみます。

30年以上に亘って積み上げてきた額は大したことはありません。その30年分をこの数年で越えることが直近の目標です。

その近道は「不動産投資」と「株式投資」になるのは、資本主義国家である日本において王道だと思うのです。

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