年賀状
毎年この時期になると、年賀状の発行枚数が年々減少している記事が出ます。
2023年の発行枚数は前年比10%減の16億枚で、2004年のピーク時が44億枚だったことを考えるとかなりの数の減り方です。
私の知人でも「年賀状じまい」を伝えてくる人も増えました。
確かに年末の忙しい時に面倒な作業ではあります。
しかし、私にとっては元旦から数日間の楽しみが、受け取った年賀状を繰り返し見ることでもあります。
距離的にも時間的にも会えない知人との年1回の邂逅。
受け取った時に近況が想像できる写真付きのものが私は好きなので、自分の年賀状も写真付きにしています。
年を重ねるごとに品物や人間関係も「断捨離」が必要との記事はよく読みます。
私が出している相手は、何らかの形で私の今の人生に影響を与えた人々です。
出来る限りそのような人達に、自分の元気な姿を見せたいと思っています。
ここ3年ほどで毎年200枚ほどの年賀状を出していましたが、今年は180枚になりました。
ひょっとしたら相手に負担をかけているかもしれません。
それでも相手が断るまでは、私の運命に関わった人々に「感謝」と「義」は最後まで貫く所存です。
このような世間に逆行する事にも、私の天邪鬼は生きているのです。
バイク業界の国内販売台数ピーク時の330万台が、現在では40万台です。それでも、この業界で仕事をしていて本当に良かったと思っていますし感謝しています。
私は紙を使い続けるし、感謝は手紙やはがきを出します。廃れている書道にもチャレンジしています。
配当金が多い株式が増えたら、「そろばん教室」にも通いたいと考えています。
何故そんなアナログに熱を上げるのか?
単にDXやSNS等の流行に流されたくないからと、『理想に走るものは必ず現実に復讐される』という言葉の重みも知っているからです。