最終的には『冷暖自知』
『冷暖自知』とは、広辞苑によりますと、「水が冷たいか暖かいかは飲んで初めて分かるように、仏法の悟りは、人から教えてもらうものでなく、体験して親しく知ることのできるものである」
経営に関して私はこの言葉を勝手に拡大解釈しています。
先人の知恵が詰まった本を読み、自分で考え具体的に実行をし、失敗の体験を繰り返しながらしか成長できない。
どのような経営を行えばよいかわからない人は、先ずは座右の書となる書物を見つけることです。
私も約40年で数十冊は読破してきました。
その中で、最終的に推薦するものが下記の3冊です。
「一倉定の経営心得 日本経営合理化協会出版」、「成しとげる力 永守重信」「経営12ヶ条 稲盛和夫」
先ずは、この3冊を繰り返し読み理解に努めること。更に、「経営の12ヶ条」を見ながら具体的な自分の行動を反省修正すること。
これだけやるだけで、店の一軒くらいは直ぐに業績アップすると思います。
真剣に仕事をすればするほど、各種の壁が立ちはだかり、成功も失敗もまだら模様になります。
しかし、その失敗は決してマイナスではないのです。
そこで体験できることは、書物では決して学べません。
この3冊を繰り返し読み返しながら、自信をもって自分の理想とする未来へチャレンジして欲しいと思います。