新規事業への心構え
新規事業のヒントは記述しました。
それを決めるために、且つ実行するにはどういった心構えが必要なのか?
新しい事には、詳細なデータ自体が存在しません。
自分の妄想から仮説を経て、最後は「勘」に頼るしかありません。
先ずは、人材や技術、ノウハウなどが不足していても、機会が訪れた時に踏み出さなければ、新規事業はいつまでたっても生まれません。
新規事業の一番難しい点は、「現時点でその事業をやる必要性がない」という事です。
特に、現在売り上げも利益もしっかり出ている会社であれば尚更です。
しかし、いつも言いますが現状に満足していると、必ず衰退が始まるのです。
人より一歩でも早く、且つ後に行動しておいてよかったと思うには、新規事業は必須なのです。
ところが何とか行動に移しても、上手くいかない局面が次々に出てきます。
すると傍観的な社員は、否定的な意見ばかりを言い出すのです。
どれだけ準備をしても、もともとやったことがないのですから不確実性が高いのが当然。
この時の経営者の態度で、その成功の確率は大きく違ってくるのです。
先ず誰が何と言おうとも必要と決めたからには『覚悟』を社員に示すこと。
そして、心に余裕を持つこと。
少子高齢化が進む日本市場。どんどん縮小市場になっていきます。それに合わせてビジネスモデルの寿命も短くなっている事を忘れてはなりません。