面白い時代になった

 日本の円安が、否定的に捉えられています。

黒田日銀総裁の金融緩和策が原因との見方があります。

確かにそれも一因かもしれませんが、本筋を見誤ってはいけません。

通貨の強弱は、国力によることが大半なのです。

 つまり、アメリカや欧州や中国の方が日本より国力が上ということなのです。

この事実を考えると、現況は自然の成り行きです。

 しかし悪い事ばかりではありません。

高度成長時を顧みれば超円安でした。今まで培ってきた日本の技術力で商品が供給されると考えると、かなりの利益押上げ要因となります。

燃料価格の高騰は、世界中同条件です。

 前回も、円安による日本株式相場のバーゲンセールを記述しましたが、これは人にも言えることです。

中国や東南アジアの人件費が急上昇中で、日本との格差がドルベースだとかなり縮まっているのです。

私見ですが、勤勉性や能力において日本人は中国や東南アジアの人よりもかなり優れていると思います。

その優秀な人々が極端な報酬を求めずに着実に働くのです。

競争力が飛びぬける時代到来です。

 難関有名大学の大学院生(修士課程)の初任給が平均25万円とのこと。

この金額は我々二輪業界の2級整備士のそれと変わりません。

恐らく中高生時の学力は、リトルリーグと大リーグくらいの差があったはずです。

 益々面白い時代になりました。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

嫌な予感

次の記事

田舎の殿様気取り