夢がある
西日本新聞朝刊に、インパクトのある記事が掲載されていました。
タイトルは「年収最大1億円 営業社員に拡大」というもの。
これは、三菱UFJモルガンスタンレー証券の新たな人事制度との事。
今までは、高額報酬を得られるのは投資銀行部門などの専門性のある社員に限られていたのを、営業職にまで拡大し、優秀な人材を確保するのが狙いだそうです。
実に素晴らしい!! ユニクロの「優秀社員には10億円」には及びませんが、それでも大いに夢がある。
日本はおよそ30年にも亘りデフレの中にいたので、世界の常識がわかっていません。
安くて当たり前などという概念は即刻捨てるべきです。
今後インフレが長期化していき、人材確保のために賃金も上昇を始めるでしょう。
少しずつグローバル環境に近づくのです。
次男坊が最近会社の全体会議を開き、全員にアンケートを取ったそうです。
9割以上の社員が店長を目指す、半分の社員が県外転勤も厭わないという結果を見せてくれました。
成長企業の最も簡単なベンチマークです。
私は息子に、一時も早く年収1000万円越えの店長をつくる仕組みを考えるように指示。
いつも言っていますが、中小企業の社長の給与所得などは社員より低くても構いません。
多くを取った場合でも、生活のレベルを上げずに余ったお金をどんどん会社に貸し付け、会社自体を成長させることです。
社長の年収が増えずに、何のために苦労して経営者になる必要があるのか?
会社を成長させれば、その経営者にはお金以上のものが付与されるのです。
それが『信用』です。
私のここ7年間の平均給与所得は全社員の中、下から2番目の低さです。
7年前に作った3番目の会社からの給与所得は現在も「0」です。
それでも、私が行動を移すときには、取引銀行は1億円くらいなら直ぐに準備するでしょう。
上記証券会社の詳細を読むと、保有資産3億円以上の富裕層を担当する営業職員1000人が対象とのこと。
確かに、同じ労力をかけても、資産100万円の人と10億円の人とでは、その結果は大きく違います。
ジェンダー平等の時代に怒られそうですが、男ならこの対象者になるくらいの野望を持つべきです。