今動かなくて何時

 経済記事に面白い内容が掲載されていました。

6年ぶりに個人向け国債の「10年変動」タイプの利率が0.1%を超えて0.13%になったと。

メガバンクの10年定期預金の金利が0.002%から考えると、かなりの優遇措置となります。

 先ず、メガバンクも日本国も破産する可能性はほとんどないので、どちらも元金は保証されます。

且つ、個人向け国債は、0.05%の最低保証がついているので、10年間のトータルで考えるとどちらも元金を上回る金額が受け取れるということになります。

 理解しやすいように100万円の元金で考えましょう。

1年間の税引き前の利息は、メガバンクが「20円」、個人向け国債が「1300円」となり、圧倒的に有利です。

銀行は手数料ビジネスなので、手数料が低い個人向け国債に消極的です。それこそ、投資信託を積極的に勧めます。

少しでも、資産を増やしたいなら、定期預金から個人向け国債への変更も一考だと思います。

 ただ私のような天邪鬼の野心家は、これらには一切興味が湧きません。

インフレ率が今年後半には2%を超えてくるでしょう。そうなれば、どちらの商品も資産としては目減りしていることになるからです。

 一方株式は、配当率が3%を超える企業が無数にあります。

当然その会社が業績悪化により、無配に転じたり、最悪倒産して元金もゼロになる可能性はあります。

それでも、私は100万円を預けて3~5万円の配当を得ることを選びます。

 一般的には、この配当金は半年に一度ずつの年2回支給されます。

私が守りの資産として持っている、日本郵政とJR九州は、業績が振るわないということで、直近2年間は年1回の配当としているのです。

この2社が倒産する確率はほとんどないと思っています。何故なら、社会生活に不可欠なインフラを持っているために、業績があまりに悪化した場合、国や民間からの資本注入が考えられるからです。

 日経平均が今年の最高値から3000円以上も値下がりしています。

今、株式市場に参入せずに何時参入できるのでしょうか?

改めて、リスクをとって資産を増やした人と、何もせずに資産を減らした人との格差が広がったのは政治のせいだというのは、お門違いも甚だしいと思います。

 

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