疑うことも大切
「一度読んだら絶対に忘れない 日本史の教科書」山崎圭一著を読了しました。
今頃になって、日本の歴史を学び直すのですから、悠長なものです。
それでも、受験時代の暗記中心の時と違い、背景まで考察出来て面白く読めました。
早速息子達にも勧めました。
最終的には、日本も権力闘争の歴史であり、宗教間の対立でもありました。
その最後の方にある明治時代と昭和時代については、特に興味深く読めました。
ここで気づいたことが、最近のロシアのウクライナ侵攻は、嘗ての日本におけるABCD包囲網に酷似しているということです。
欧米列強が、中国や韓国を植民地化同様なことを行い、力を付けた日本が進出しようとすると、その排除にアメリカが中心となって動いた事実です。
おめでたい日本は原爆を2発も落とされ、2~3百万人と言われる死者を出しながら、結局は戦後77年アメリカの言いなりです。
現状を見る限り、ロシアの残虐さを見過ごすわけにはいきません。
それでも、もともとは親ロシア政権を転覆させたのは、アメリカかもしれないという事実も拭いきれません。
アメリカの政財界を牛耳っている軍需産業は、世界中のどこかで戦争が勃発しなければお金を手にできません。
メディア等を駆使して、戦争の種を盛んにばらまいているのです。
この本を読むまでは、嫌中、嫌韓に近い感覚がありましたが、この2国は、日本や欧米列強に蹂躙され続けている歴史を知ると、可哀そうな気がします。
現状でアメリカの核の傘下を抜け出すことはかなり難しいことですが、やはり隣国の中国や韓国との交流は深めるべきだと感じました。
何時、アメリカが日本を用済みにするとも限らないからです。