今になって良かったと思うこと
我々の時代は、伴侶は大抵専業主婦でした。
そのお陰で、子育てを全て魔ダムに任せて、仕事に集中できた恩恵は計り知れません。
創業後3年目に法人設立してからは、更に経理担当として弊社グループを支えてくれました。
よくよく考えてみれば、箱入り一人娘に酷な事をしたと若干後ろめたい気持ちもあったのですが、今になってそのことが良かったと思えます。
30年以上にわたり夫婦で社会保険料を支払ってきて、現在でも支払い続けています。彼女には苦労を掛け続けていますが、今では二人して年金をしっかりともらえているのです。
彼女は働いた分、専業主婦の倍くらいの年金になっていると思います。
経済的な価値観が同様ですので、今でも節約志向は夫婦ともに同じです。
それでもたまにはプチ贅沢はしたいもの。
先日、百貨店からワコールのバーゲンのハガキが来ていました。
マダムの運転手としてそこへ行き、彼女の下着や洋服と私のパジャマまで彼女のデパートのカードで購入。
地下の食品売り場で、54万円の宮崎産マンゴーを横目に見ながらカットフルーツを購入し、2~3割引きになった有名店のお弁当や総菜を夕食用に購入。
そうなのです、その日は二人共に2か月分の年金が振り込まれた日なのです。
取引銀行に勧められて二人同時にスマホにその銀行アプリを入れました。
入出金や何らかの連絡がある場合、そのスマホに印がつくのです。
その日は通帳残高が増えた通知でした。
ひと月に1、2度、デパートの地下食品売り場で割引された高級品を購入することが、彼女自身の収入からできます。
お互いが経済的に自立でき、適度な距離を置きながら共同生活する、所謂エンプティーネストのベターな状況だと思っています。