ファーストペンギン
ベンチャー精神を持って行動する個人や企業を、尊敬を込めて呼ぶ言葉のことです。
ペンギンは常に集団行動をするのですが、その群れの中にリーダーやボスはいません。
最初の一羽が、身をもって海中に飛び込み安全を確認して群れに伝えます。
経営者にはそれぞれ個性があり、どのような性格がベストなのかは時代や環境によっても違ってきます。
ただいつも言っているように、守り一辺倒の現状維持は、ほぼ確実に衰退します。
最近、その感覚を長男の会社に感じています。
簡単な事例は、新型のR1-Mという300万円前後する車両があるのですが、そのオーダーをどの店も行っていなかったし、それを社長もNO2も黙認したのです。
トップディーラーであることの誇りも無ければ、九州ダントツ1番を狙う気概も感じられません。
本来なら私が出張ることはないのですが、今手を打たないと大変なことになると感じて行動することにしました。
一つの店舗だけ、私のノウハウを注ぎ込もうと考えたのです。
その対象となる店舗を考えたときに、一番のポイントは店長でした。
一番素直な人物は誰かと想像したときに浮かんだのがS君でした。しかも彼だけ弊社の創業35周年を店のHpで謳ってくれていました。
早速彼に為すべき基本的なことを教えました。
久し振りの店舗訪問だったのですが、リニューアルした割には、工場が散らかっていましたし、案の定床に物を置いていました。更に展示車両にキーが刺さっていたままのものもありました。
大したことをしていなくて、売り上げが上がり利益も出るのですから、これを私の理想とする店舗に変えれば、劇的な変化が生じると説明しました。
一番身近な目標を彼に説明しました。
「全員の年収を今までのプラス100万円にする」というものです。
私の新しいパソコンにはカメラが搭載されていたので、彼のパソコンにも後付けでカメラを搭載するように言いましたら、二日後にはそうしていました。
これで大まかな事から細かなことまでじっくり指導できます。
私も彼に教える以上責任重大です。
来年の年間実績をグループ内のダントツにできるか、一つ楽しみが増えました。