今年一番の勝負
私が株式投資を始めたのが、昭和58年1月19日。
昭和電工の株を8000株購入。金額は手数料を入れて約128万円。それを、その年の5月28日に売却。
売却金額が手数料を入れて約137万円。実質利益が9万円というものでした。
あれから39年間。現在までで大きく利益を得たのは2回。
それはともに同じ銘柄で、一般的には無名で、業績もさほどパットせずに、非常に低位の株でした。
それが大型台風と東北の震災という異常事態で、2回ともに一挙にストップ高になり利益を確保したのです。
第二の人生では、若い時のように全額をリスクある銘柄一つに投資はできません。
その為に、守りとして配当が高い日本郵政と、九州が地元のJR九州を少しずつ買い増しているのです。
その関係で思い切った勝負ができる金額はあまり多くはありません。
今回、その勝負できる金額のすべてを、昨日一つの銘柄に投資を完了しました。
脱炭素の急速な流れの一環でしょう。ENEOSが和歌山県有田市にある和歌山製油所を2023年10月をめどに止めると発表しました。
このようにどの元売りも、国内の需要減を見込み各所の製油所の統廃合を一気に進めてきました。
私はいつもの天邪鬼根性で、一気に電動化などなるはずもない、残存者利益を出すところが必ずあるはずと、
2か月ほど前から、石炭・石油業界の銘柄を探してきました。
そこで見つけたのが、「富士石油」でした。
守りとしては絶対に買わない銘柄です。
何故なら、昨年大赤字を出して無配。昨日現在での財務諸表を見ると、自己資本比率は18.98.
流動比率も80%台です。
この株式を購入した理由。
1.低位株である 私の平均買値は約271円。
2.無配から5円の配当を行う可能性がある
3.石油精製専業である。
4.PERが 3.16倍、PBRが 0.43倍
5.株主構成を見ると、筆頭株主があの悪名高き村上世彰氏率いる「シティインデックスイレブンス」
6.クウェート石油公社や、サウジアラビア政府などが上位を占めています
7.ウォーレンバフェットが密かに石油株を買っている
これらのことと、昨日も記述しましたが、需給の関係で原油が高止まりする背景を考えると、買いになったのです。
有識者の間で、ロシアのウクライナ侵攻は先ずないとの認識があります。
しかし、まさかは常にあるのです。