年を重ねてくると、何となく自分の器の大きさに気づいてきます。

私が、60歳代そこそこで息子たちに経営を譲ったのも、この二輪業界での自分のレベルはせいぜい10店舗くらいと分かったからです。

若い世代の柔軟な考え方や、行動力に期待した方が良いと考えました。

更に第二の人生は、自分のためだけに、自分の最も得意なことで、どれだけできるか試してみたかったのです。

 「左遷社長の逆襲」酒巻久著 を読了しました。

キャノンから万年赤字企業のキャノン電子に左遷された酒巻氏の体験談です。

面白くてあっという間に読み終えたのですが、やはり会社というものは、経営者によってどうにでもなると再認識。

 私には彼ほどの能力はないとわかっていますが、今後従業員数を50人、100人と増やすつもりのある中小企業の経営者なら読んで損はない本です。

経営の奥深さを知ることになるでしょう。

 単に経営能力の有無だけでなく、人心掌握術、人間観察力の必要性を痛感しました。

ただこんな私にも救いがありました。

「現状維持は悪、変化は善」と酒巻氏が断定していることです。

これほどの偉人と、私が同じことを思っていたことに、少しばかり胸を張ることができます。

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