組織レジリエンス
resilienceは英語で弾力、復元力、回復能力のこと。
組織レジリエンスとは、外部の危機から起こる経営の打撃を、予測、回復、適応する能力のこと。
長年経営を行っていると、必ずもう駄目かもと思う瞬間が訪れます。
私は、過去に3回ほどありました。
このどん底からからの回復能力は、ほとんど全てが経営者の能力にかかっています。
「経験」「学習能力」「精神力」「態度」「人脈」「強運」などが必要となります。
本格的に私の代わりに経営を行って2年ほどしかたっていない我が息子たちに、このようなことを言ってもピンときません。
だからこそ怖さを感じます。
私にとって一番重要だと感じたのは、やはり精神面です。
繰り返しになりますが「なにくそ負けてたまるか」の意識が強ければ強いほど、それは態度や実行に現れ、いつの間にか強運を引き寄せます。
ポイントは、そのような大変な時に、大きなチャンスが訪れた場合の行動です。
大きなチャンスと自分では考えていても、結果が不確実なものが事業機会です。
経験上、そこで「革新的、能動的な行動をとる」、かつ「以前より積極的な経営意欲を持つ」、という逆張りが、自分を強くし成長させ、大きな危機からの回復を早めた気がします。
結局、会社発展の原動力は、経営者の意識にかかっているのです。