なかなかどうして
ある晩、たまたま入浴時間が遅くなりました。
風呂から上がり、少し体を冷まそうと深夜番組のTVを付けました。
お笑いのコンビが数組と、話題の創業社長の会談でした。
大抵は直ぐに消すのですが、この若社長が底辺からトップに上り詰めた理由を探る場面が出てきてついつい観てしまいました。
その中で彼が入社面接をする時に必ず聞くことがあると。
「あなたは運が良いと思いますか?」と尋ねるそうです。
その時に返答まで少し間があったり、「運は悪い方」といった人物は採用しないとのこと。
理由は、困難な仕事にぶつかった時に、「運が良い」と思っている人は、何とか色んな方法を探り解決しようとする。「運が悪い」と思っている人は、「俺はどうせ運が悪いのだから仕方ない」と考え、そこで思考が停止してしまう。
どうせ一緒に長い間仕事をするのであれば、運の良いと思っている人と一緒にした方が楽しいとのこと。
次に、ある時急に組織が強くなったという転換点を感じたそうです。
それは、強がって背伸びしながら指揮を執ることに疲れて、ありのままの自分をさらけ出し、自分の弱点も隠さないようにしたところ、周りのスタッフが何とか社長を助けようと、組織が強くなったと。
弊社グループの最近の業績の良さは、これかもしれないと思いました。
未熟な我が子供達の姿を見て、このままでは会社が大変と、周りの社員の結束が強くなったのでしょう。
深夜のお笑い番組も、この若社長も、なかなかどうして大したものです。