今経営者に問われること

福岡県も明日から再度の緊急事態宣言が発出されます。

九州各県も、感染者数が毎日のように最多を更新中です。

先の見えない不安ばかり増幅しています。

 

昨年来、このような時こそ経営者の質が問われることを再三申し上げてきました。

各店舗の店長でも同様です。

では具体的に経営トップは何をするべきでしょう。

 

一言で言えば、社員やその店舗のスタッフの心理を「先の見えない不安」から『先の見える我慢』に変えさせることです。

具体的には会社の財務状況や、これからの戦略を全社員に分かり易く伝え、コロナ終息後の展開まで意識を統一する事です。

 

ハードの面を考えると、コロナの影響を最も受けるアパレル、宿泊、外食のどの業種でも顕在化してきた、「安い」「高級」の二極化がかなり進むということ。

中小企業が生き残るためには、このどちらに振るかを先ず考えることです。

そのどちらも考えられないようでしたら、ほんのわずかに残る『中間』を目指すしかありません。

 

しかし、この中間帯の線引きは非常に難しいのです。

大塚家具の失敗例は、この典型だと思います。

しかし、無くなりはしない層でもあるのです。

 

私の例でいきますと、服を買う時には安い「ユニクロ」でもなく高級な「ルイビトン」でもありません。

中間帯の「オンワード」か「ブルックスブラザーズ」です。

この価格帯が無くなってしまうと、私は非常に困るのです。

 

今こそ、社員一丸となりコロナ後の展望を描き、投資を行う時です。

それも、既存店の業績を上げながらです。

既存店の業績アップは、「商品知識の習得・技術力の向上・接客態度の向上」という当たり前を徹底するしかありません。

 

 

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