子どもの教育

当時としては、幼子を抱えた脱サラなど皆無でした。

かなりいい加減な動機と準備で実行したので、兎に角仕事オンリーの生活が長く続きました。

その結果、子育てや子供の教育にほとんど参加していません。

 

サラリーマン時代と起業してからその後の時代で、人生と人物に関する評価の基準が一変しました。

誤解を恐れずに言えば、学歴等はあるに越したことは無いものの、それよりも決定的に必要なものは『自立・自活』できる男になること。

 

子供達が社会人になってから、遅ればせながらの子育てを行いました。

目標は全て『自立・自活』出来る男になるようにです。

その中で、私が常に言い聞かせたことが有ります。

 

そのことは、一般的な社会人ではほとんど考え付かないことです。

何かというと「リスクを取らないリスクがある」というものです。

これは、単に会社経営だけではなく、人生をしっかりと送る為にも認識が必要なのです。

 

私が二つの会社を息子達に譲りました。

どの店も、優れた店長に恵まれ、このまま何もしないで現状維持の方が楽で良いと思いがちです。

しかし、常に「まさか」の状況が来る可能性があるのです。

そういった意味では、二人の子供達がそれぞれ、リスクを取って新規出店を考えていることに期待が持てます。

 

また、彼等に株式投資をさせているのも、政治、経済に関心を持たせるだけでなく、人生設計を考えさせるためでもあるのです。

普通は誰もが貯金します。

その誰もが、貯金していればお金は減らないと考えるのです。

 

最近、身近で食料品、ガソリン、住居費用等が、かなり値上がりしています。

つまり、持っているだけのお金では、そのお金の価値がどんどん下がっているのです。

ハイパーインフレ程なくても、5%以上のインフレになって、初めて気付くのです。

 

人生100年時代。リスクを取らずに上手く過ごせるはずもありません。

色んな失敗も、また良しの精神が必要です。

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