方程式の変化

今まで経営の目標にしてきたのは、成熟産業で衰退が見られる中で、生き残りをすることでした。

百花繚乱→寡占→独占

この様なパターンになれば、自分でブルーオーシャンを創り出したことになり、永続的に安定した優位に立てる。

 

我々のグループでは既にそうなっているブランドもあります。

他のブランドもそれを目指して、新規出店を行っています。

 

ところが、今後は永続的な優位は、それだけでは保てなくなると感じています。

理由はDXの進歩とAIの進歩、それらに伴う技術革新のスピードアップが、思わぬイノベーションを引き起こし、今までの勝ちパターンが、一気に負けパターンに替わる可能性があるからです。

 

競争優位の状態の時にこそ、新たな分野のチャレンジにお金を投資する事を忘れてはなりません。

今までの成功体験の延長線だけでは、大きな逆転が起きる可能性があるのです。

 

先日、新規出店の図面の打ち合わせを、私と二人の息子と、そこを任せる店長とで、建設会社と行いました。

この3人の若手の意見を聞きながら、私の出番はないと感じました。

 

身体の反応速度が遅くなるばかりではなく、脳の回転も鈍くなっている老兵としては、傍らから応援するのがベストの気がします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

公平なスタート

次の記事

雇用の流動化