それでも生き残る
今月は私と魔ダムの結婚記念日なのですが、下旬は各店舗の経理実績を出す追い込みで、祝う事も出来ませんでした。
経理が終了したという事と、西日本シティ銀行株売却益が出たことで、私が美味しい食事をご馳走する事に。
彼女の希望が「天婦羅 ひとつき」へ行くこと。
緊急事態宣言も終了したので、電話をすると女将が元気よく出て予約オッケイ。
とある日の午後6時から8時40分まで、それはそれは美味な天婦羅を堪能しました。
コロナ対策で2席開けて、我々を含めて7人で満席。
我々の横の二人は30歳前後の男女のカップル、離れた斜め前の人達は70歳過ぎの老夫婦と40前後の男性の3人組。
この3人組はワインボトルを2本も空けていたので、店にとっては有難い限りだったでしょう。
横の若者のカップルを見て、若いのに、ここを知っていることに驚きました。
我々は、所謂「はれ」の日だからこそ来れたのにと・・・
この店は、広告宣伝を一切していません。
2019年の5月に、福岡市内では成功しないと言われている、高級天婦羅店を開業。
半年間はお客様が来なくて、地獄を見たと、店主と奥様は述懐されていました。
2019年12月からやっとお客様が入り出したと思ったら、コロナの感染症。
今年の5月で創業まる2年になるのですが、2/3はコロナでしたと。
途中でお店に電話が入り、金曜日の空き状況を聞いていたようでしたが、満席と
の奥様の断りの声が聞こえてきました。
これほど、大変な状況下の飲食でも、どっこい生き残る店はあるものだと、非常に参考になりました。
ポイントは、福岡市内では誰もやらない「高級天婦羅」を選んだこと、そして材料に拘り自分の腕に自信を持ち、口コミが広がるまでスタイルを貫いたこと。